日本の政治家がもつ権力 #
そもそも日本の政治家に何を期待して良いのか、仕事内容だったり、権限などを確認しておきます。
政治家にも、国会議員と地方議員の 2 種類あります。
国会議員 #
国会議員の仕事は参議院のサイトに定義が書いてありました。
① 法律案を国会に提出し、立法に主体的にかかわる。
② 会議での質疑や文書による質問、国政調査などを通じて、行政を監視し、コントロールする。
③ 法律の制定、予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名など、国政の重要事項に関する国会の意思決定に参加する。
④ 選挙や国民からの請願・陳情などを通じて国民の意思をくみ取り、国政に反映させる。
⑤ 外国の政治経済情勢を調査し、国政に反映させる。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/bochou/pdf/student/201912-16-17.pdf
簡単にいうと、国のルール作り、国の金遣い、外国との付き合いを注目すれば良いのか。そういえば、著作権周りの法律で揉めてたなあ。。
地方議員 #
地方議会は、都道府県議会、市町村議会の他に、特別地方公共団体の議会があるらしいです。
- 国会との違いは「唯一の立法機関」でないこと
- 税金の使い道の決定や行政のチェック、条例の提案などを行います。
法律ではないけど、条例とかを作るらしい。法律と条例の差はなんだ。
香川県のゲーム条例とか作っちゃう議員は選ばないように気をつけなきゃだ。
■ 参考リンク
- 政治家の仕事内容、役割 | 政治家の仕事・なり方・給料・資格を紹介 | キャリアガーデン(Career Garden)
- 議員の仕事 国会で働く人たち - 参議院
- 地方議会の役割って?地方議員の仕事と地方自治の仕組み
- wiki: 日本の地方議会
法律と条例の違い #
法律と条例の違いがわからないので、まとめておきます。
簡単にまとめると、法律とは国が作った国全体のルールのことで、条例は地方自治体が作ったその地方にだけ定められているルールのことです。
http://contest.japias.jp/tqj18/180374/45-localassembly.html
条例は法律の範囲内で策定することができ、法律を違反するような条例は策定することはできません
http://contest.japias.jp/tqj18/180374/45-localassembly.html
ちなみに、条例に設定できる罰則には上限があるそうです。
- 2年以下の懲役もしくは禁錮(行政刑罰※1)
- 100 万円以下の罰金、拘留、科料若しくは没収の刑(行政刑罰)
- 5万円以下の過料(秩序罰※2)
地方前提の緩めの罰則機能を持ったルールが条例で、全国統一で制限なしの罰則機能を持ったルールが法律だ。
■ 参考リンク
政治家の評価軸 #
どんな政治家が良い政治家なのかについて次は考えたり、調べたりしていこうと思います。
さっき調べたルール作りとか金遣いが仕事だとすると、以下の三点を注目するのが大事っぽい気がする。
- ルール作りが社会実態に即した意見を出してる人
- お金遣いが社会実態に即した意見を出してる人
- 諸外国との付き合いがうまい人
今回のコロナ騒動でいうと、お金遣いの部分が全然ダメダメっぽく見えてる感じです。実際のところは正直わからないけど。
上記の指針は素人の自分がちょっと考えたものなだけなので、世に言われてる評価軸なども調べておこうと思います。
万年野党は、議員の議会活動を可視化し、独自に「議員ランキング」を公表します
https://mannen-yato.jp/stars/index.html
□ レベル1:周りの人の声を丁寧に聴いている
□ レベル2:自分の言葉で自分の意見を言える
□ レベル3:自分のあるべき論や理想を語る
□ レベル4:日本社会の問題点を自分なりに意見を持つ
□ レベル5:地域の問題を知識として理解している
□ レベル6:地域の問題をデータで理解している
□ レベル7:行政の動き方や仕事のやり方を理解している
□ レベル8:周りの人だけではない、広く声を聴いている
□ レベル9:行政法を理解している
□ レベル10:政策やその背景を理解している
□ レベル11:行政が作成している計画を理解している
□ レベル12:行政評価を活用している
□ レベル13:聞くだけではなく、相手に寄り添う
□ レベル14:聞くだけではなく、相手の問題解決に努力する
□ レベル15:他人を巻き込んで問題解決する
https://theurbanfolks.com/6734
この項目は成果ってよりは、素質ベースの評価軸な感じですね。参考にはなりそうだけど、成果の良し悪しをまとめてくれるサイトとかあればなあ。
政策の比較方法 #
次は選挙の時に政策を比較するにはどうしたらいいのか調べました。
政党ごとの政策比較 #
政党ごとの政策比較はこのサイトが一番見やすかったです。
政治家ごとのスタンス #
各政治家ごとのスタンスはこのサイトが一番見やすかったです。
朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2019 参議院選挙:朝日新聞デジタル
(2020 以降も作られるといいね)
選挙が始まったら、上記のサイトで自分なりに良さそうな政党と政治家をいくつか選んで、さらに過去の実績とか一応ググってから投票とかが良さそう。まじで過去の実績を追跡調査してくれるサービスの開発がまたれる。
おまけ #
こんなサービスあったらいいなまとめ
政治家の過去の実績データベース #
政治家たちが過去にどんな政策を打ち出して、どの程度達成できたのか。とか
過去に不祥事を起こしてないかとかまとめてくれるデータベースあればいいのにな。
企業がやると一気に恣意的な力が働きそうなので、OSS で進めていけたらいいな。分散型のサーバー配置とかにして。
国会の様子を全て生配信してくれる政治家 #
芸能人上がりの人気がもともとある人が、全て生配信で職務内容を晒してくれたり、感じた違和感とか呟いてくれるだけでもだいぶ政治家との距離感変わるかなあ。正直誰が何をやってくれてるのかわかんないんだよな。調べる時間もないし。
ジャーナリズムを追求した youtuber #
TV などのマスメディアが絡むと広告主の関係でインディペンデントになりきらないから、案外 youtuber が一番いいジャーナリズムを提供しうるのでは。いや youtuber も結局広告主依存するか。あとはサロンとかになるのかな。中立民主的なジャーナリズム期間があったらいいな。
まとめ #
- 国会議員は、国のルール(法律)作り、国の金遣い、外国との付き合いに注目
- 地方議員は、国会議員の地方版。ルール(条例)作りと金遣いを引きづつき注目。
- 政策比較は、専用サイトがあるのでそれで比較しつつ、ある程度目星をつけて、さらに自分で調べると良さげ。
- 政治周りは全然 IT とか成熟してないので、サービス化できそうなまだがら空きのポジションありそう。