目次 #
タイムライン #
- 2021/01/09
- 論理的美術鑑賞(著: 堀越 啓)を読了
- 論理的/理性的な美術鑑賞の方法論をまとめた
- 2021/01/16
- 現代アート、超入門!(著: 藤田 令伊)を読了
- 論理的美術鑑賞で述べられていた感性に関する定義を、現代アート、超入門!の見解を加え改変
課題 #
- 芸術作品の観賞方法がわからない
要件 #
- Must
- 芸術作品の観賞方法が言語化できている
- More
- なし
本題 #
サマリ #
- 美術はなんの情報もなしに感性で楽しむものというのは一部誤りであり、作品に関する情報や知識が
必要不可欠必要な場合も多い- 感性自体は、自分がこれまで蓄積してきた情報や知識によって
育まれるもの影響を受けていることがある
- 感性自体は、自分がこれまで蓄積してきた情報や知識によって
- 美術鑑賞の熟練度について、レベルを明確に定義している理論もあるので参考にできる
- 理論
- パーソンズの発達理論
- ハウゼンの美的感受性の 5 段階
- 概要
- 鑑賞レベルには 5 段階あり、8 割の人が第 2 段階まで鑑賞しかできていない
- 5 段階(パーソンズの発達理論)
- 1: 直感的に好き嫌いで鑑賞する
- 2: 技術について巧いかそうではないかで鑑賞する
- 3: 作家の思想や背景、独自な表現などを踏まえて鑑賞する
- 4: 歴史的背景や芸術の文脈を踏まえて鑑賞する
- 5: 上記の段階を経てかつ、鑑賞者として独自の批評を行う
- 理論
- 美術鑑賞にフレームワークを用いることで深い理解を得られるようになる
芸術作品の観賞方法を言語化する #
芸術作品の鑑賞方法は、その作品や作家について様々な角度で情報や知識を集め、その対象についての理解を深めていくこと。
様々な角度で情報や知識を集めるために下記のフレームワークを使用すると効率がいい。
作品鑑賞について #
- 3P 分析
- 作品について Period, Place, People から知識を得ていく
- 作品鑑賞シート
- 鑑賞の項目を予め用意することで見落としを防ぐ
作家について #
- ストーリー分析
- ヒーローズジャーニーという映画制作に使用される型を使用することで、簡潔に作家について理解していく
歴史的背景について #
- 3K 分析
- その当時の革新, 顧客, 競争についての情報を集めて歴史的な背景を理解していく
美術様式について #
美術様式とは、例えばロマン主義やリアリズム、キュビズムのような美術作品をカテゴライズする思想のようなもの
- A-PEST 分析
- 美術様式を中心に、その背景にある Politics, Economics. Society, Technology を埋めていくことで美術様式について理解を深める