目次 #
タイムライン #
- 2021/01/16
- 現代アートとクラシックアートの違いがわからなかったので、現代アート、超入門!(著: 藤田 令伊)を読む
課題 #
- 美術、芸術分野に関する知識がない
要件 #
- Must
- 『現代アートとは』が言語化できている
- More
- 現代アート史について理解できている
本題 #
サマリ #
- 現代アートとは
- 20 世紀以降、アンリ・マティスらのフォービズムから始まるアートの流れのこと(諸説ある)
- 19 世紀のロマン派や、印象派も系譜らしい
- 従来のクラシックアートの価値観であった伝統的な写実性や、審美性を重視することなく、新しい価値観を提示したもの
- 色彩の自律性
- 既存の視点からの飛躍
- 具象という制限からの解放
- ...
- 20 世紀以降、アンリ・マティスらのフォービズムから始まるアートの流れのこと(諸説ある)
現代アート史について #
現代アート史の流れについてまとめる
- 1905 以前
- ルネサンス以降の伝統的な写実性を重んじる文化
- ただ 19 世紀のロマン派や、印象派の作品には以降の現代アートに通ずるものがあると言う
- 1905(現代アート始まり らしい)
- フォービズム(野獣派)
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フォーヴィスム(仏: Fauvisme、野獣派)は、20 世紀初頭の絵画運動の名称。ルネサンス以降の伝統である写実主義とは決別し、目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現した。 by wiki
- アンリ・マティス『緑のすじのあるマティス夫人の肖像』 1905
- 従来の価値観である写実性よりも、色彩の自律性を重視したことが美術史的に衝撃だった
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- フォービズム(野獣派)
- 1907
- キュビズム(立体派)
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キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism「キュビズム、キュービズム」、立体派)は、20 世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた。 by wiki
- パブロ・ピカソ『アヴィニョンの娘たち』 1907
- 歴史上初めて描かれたキュビズム絵画
- 従来の審美性を重視せず、対象の複数の側面を同時に 1 つの世界に表現する革新性・独創性を重視した
- 多くの若手アーティストに影響を与えた
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- キュビズム(立体派)
- 1913
- 抽象表現主義(まだ主流じゃない)
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抽象表現主義(ちゅうしょうひょうげんしゅぎ、英: Abstract expressionism)は、1940 年代後半のアメリカ合衆国で起こり、世界的に注目された美術の動向である。抽象表現主義という語は、1919 年にワシリー・カンディンスキーの作品に記述されたのが初めてで、その後 1946 年にロバート・コーツ(英語版)が再採用したものである by wiki
- ワシリー・カンディンスキ『コンポジション VI』 1913
- 自身の描いた絵がたまたま横向きに置いてあり、自分の絵だと気づかずに鑑賞したところ『真の美』に触れた感覚を得た。その後、自分の描いた絵だと気づいた時にはその感覚が失われていたことから、対象を具象すること自体が『美の限界』を作っているのだと考え、具象的にならないようにと描いた作品
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- 抽象表現主義(まだ主流じゃない)
- 1917
- ダダイスム(攻撃的)
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ダダイスムは、1910 年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。ダダイズム、ダダ主義あるいは単にダダとも呼ばれる。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。 by wiki
- マルセル・デュシャン『泉』 1917
- 鑑賞者が『こんなの芸術なのか?』と言うリアクションをし、『そういえば、芸術ってなんだっけ?』と考え出す一連のプロセスをアートとした作品
- コンセプチュアルアート(考え方を問う)、レディメイド(既製品を使用した作品)の起源となった金字塔的作品
- 「芸術の概念や制度自体を問い直す作品として、現代アートの出発点」とも言われる
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- ダダイスム(攻撃的)
- 1924
- シュルレアリスム(探究的)
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シュルレアリスムは、戦間期にフランスで起こった作家アンドレ・ブルトンを中心とする文学・芸術運動である。すでに 1919 年から最初のシュルレアリスムの試みである自動記述が行われていたが、1924 年にブルトンが『シュルレアリスム宣言』を発表し、運動が本格的に始まった。 by wiki
- ルネ・マグリット『光の帝国』1954
- 非現実的なシーン、夢、不条理、手を加えないままのイメージ、偶然と言ったものを積極的に表現
- 昼と夜が同時に発生しているなどあり得ない組み合わせで夢や不条理を表現
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- シュルレアリスム(探究的)
- 1959
- 抽象表現主義(主流に)
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抽象表現主義(ちゅうしょうひょうげんしゅぎ、英: Abstract expressionism)は、1940 年代後半のアメリカ合衆国で起こり、世界的に注目された美術の動向である。抽象表現主義という語は、1919 年にワシリー・カンディンスキーの作品に記述されたのが初めてで、その後 1946 年にロバート・コーツ(英語版)が再採用したものである by wiki
- マーク・ロスコ『無題』1959
- アートから積極的に意味性をなくし、より純化、抽象化、観念化した表現を目指した
- 無題というタイトルも鑑賞者への一方的な意味説明を避けるため、よく使用されたという
- 抽象表現主義は統一感のあるグループではないが、共通点として絵画の常識を越えた大きさがある
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- 抽象表現主義(主流に)
- 1964
- ポップアート
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ポップアート(pop art)は、現代美術の芸術運動のひとつで、大量生産・大量消費社会をテーマとして表現する。雑誌や広告、漫画、報道写真などを素材として扱う。1950 年代半ばのイギリスでアメリカ大衆文化の影響の下に誕生したが、1960 年代にアメリカ合衆国でロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルなどのスター作家が現れ全盛期を迎え、世界的に影響を与えた。 by wiki
- アンディ・ウォーホル『ブリロボックス』1964
- 『アート』と『アートでないもの』との境界線を揺るがす作品
- 大量生産されるものをアートと表現することで、アートに絶対に含まれていると考えられていた『唯一性』や『オリジナリティ』の属性が剥がされてしまった
- 抽象表現主義のインテリ感や、選民意識に対するカウンター的な側面もあるらしい
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- ポップアート
- ポップアート以降
- 大きな流派は存在せず、多種多様な流派に分かれていった(ポストモダンの反動)
- プライマリーストラクチュア
- ミニマルアート
- ハードエッジ
- オプアート
- アースワーク
- キネティックアート
- プロセスアート
- アルテポーヴェラ
- ...
- 大きな流派は存在せず、多種多様な流派に分かれていった(ポストモダンの反動)
- IT 化以降
- 室内で外界と積極できるようになったお陰か、モチーフが身近なものとなり、また意味性をなくした、感覚的な作品が増えてきているらしい
アーティスト以外の重要人物 #
- ヴォークセル
- キャッチーなネーミングが上手な皮肉屋の批評家
- ネルソン・グッドマン
- 『アートとは何か?』ではもはやなく、『いつアートか?』だという捉え方を提案した人
単純な感想 #
- 今まで意味不明だった〇〇派が、こうやって歴史背景なども踏まえて発生した意味などを知るとすごくよくわかる
- ルネ・マグリット『光の帝国』好きだったな。実際にみてみたい。ベルギー王立美術館、、、遠いな。
- マーク・ロスコの『無題』見てみたい。川村記念美術館にあるらしい
- 今の多種多様が素晴らしいみたいな価値観はポストモダンの文脈だったのかと学ぶ