先週までと打って変わって、とても生活が楽しいです。今週はほぼ発作も起きず、やっぱり身体的な不安がないと日々は快適だ。
最近は人ってなんで物作っていたいんだろうとか、娯楽と芸術の違いとか、その辺りがちょっと気になって芸術のルーツとかそういう本を読んでみています。
本を読んでいて面白いなと思ったことは、20 世紀以降の現代アートでは美以外の軸を作り出した人たちにスポットが当たっていることだったり、18 世紀からしばらくするまではクラシック音楽に対する聴衆の態度は現代の厳かな感じとは違って、ワイワイガヤガヤしていたことだったり。です。
当たり前を作ってきた人たちがいるし、当たり前を壊してきた人たちがいるんだなと思いました。
過去から現代に至るまでのそういう芸術家の人たちの考え方に触れて、作品の巧拙は一つの軸としてあるけど、『どんな思想をお前は顕現させる?』が大事な問いなのかもしれないと思うなど。
私の根幹には『人生は暇つぶしで、何をやってもいいし、何をやらなくてもいい』という気持ちがあって、その土台には『自分で選んだ命ではないし、怖くて自分で捨てられる命でもない』がある。気持ちの上に、どんなに意義深いことも、浅ましいことも結局暇つぶしの上に立っている砂上の城みたいな物だということ。死ぬことは怖くて、あまりに人生は長いから、没頭と熱狂で誤魔化していくこと。命の重みを過大評価せずに、そこにあるものを捉えること。暇つぶしにおける不自由は苦痛であるということ。自由とは選択であること。選択肢を作ること。選択肢を奪わないこと。が積み重なっている。もっと考えていきたいなという気持ちです。いい本があるよって人がいたら教えて欲しい。
きっと同じようなことを考えている人が世界にはたくさんいて、過去にもたくさんいて、未来にもきっといて、ずっとずっとループしていて、やっぱり意味なんてないから、他の何かに立つよりも、自分の場所に立つといいのだろうなというのが最近の実感です。